インフルエンザにとって、自分の家というのは、必ずしも安全な場所とは限りません。
電車やオフィスのように、不特定多数の人が、出入りしないので、新型インフルエンザのウィルスが入ってくる可能性は、比較的低いと言えるでしょう。
しかし、誰かがウィルスに感染して、家の中にウイルスが入ってくると、急変します。
公共の場所と違い、同じ人と一緒にいる時間が長いため、家族間による空気感染や接触感染の危険性は、非常に高いといえるでしょう。
家庭内での感染で、特に危険なケースは、親から子供への感染です。
新型インフルエンザは、免疫力のある大人は、重症化しにくく、自覚症状も少ない場合があります。自覚がなくても、インフルエンザ菌は、持っているので、知らないうちに、子供にうつしてしまう可能性があります。乳児や幼児などは、免疫力も弱く、感染しやすいうえに重症化しやすい。お母さんが作った料理や食器などからの感染も考えられます。
また、感染した人を、看病しているうちに、うつされるという事もあります。子供など看病する時には、自分への感染の可能性を自覚して、看病しましょう。
対策としては、基本的な対策(手洗い、うがい)くわえ、室内の換気、加湿など環境にも、気を配りましょう。また、感染の早期発見で、家族間への感染は大幅に減るでしょう。微熱などでも、病院に行くなどして、早期発見、早期治療しましょう。