水分補給をしないと、どうなるか?
3%でパフォーマンスダウン
体重のたった3%の水分を失うだけで、ライダーの能力は低下してしまいます。人間は、汗をかくことで、上がり過ぎた体温を下げます。水分が失われすぎると、この機能が低下して、体温が異常に上昇します。水冷エンジンのラジエターが、故障するような物です。上がりすぎた体温は、体に異変をもたらします。腹痛や持久力の低下、脱力感、熱射病で倒れたりするかもしれません。
また、血液の水分も失われる為、血流も悪くなります。血液は、栄養分や疲労物質、酸素を運びます。この流れが悪くなると、うまく運べず、バイクにのっている時はもちろん、降りてからの疲労回復にも影響します。
早めに補給する
体は水分が不足すると、のどの渇きでそれを知らせます。しかし、水分を補給しても、吸収に15分ぐらいかかります。のどは渇いてからの補給では、タイムラグができてしまいます。運動する前や運動中にこまめに、水分を飲むようにしましょう。一度の補給で、250ml〜500mlくらいは飲んでおきましょう。また、飲む物や飲む物の温度で吸収のスピードが変わってしまいます。