アイソトニック飲料とハイポトニック飲料
体液に対する浸透圧の違い
体の体液と同じ浸透圧なのがアイソトニック、それよりも浸透圧が低い（体液より薄い）のがハイポトニック。どちらも、体液と同じ浸透圧の方が、真水より吸収が速いという事をもとに作られている飲み物です。
それでは、同じ浸透圧のアイソトニック飲料が良いかというと、そうとも言えません。はげしい運動をすると、汗などから大量の水分が失われます。体液が、濃くなります。体液を正常な状態に戻し、水分を素早く補給するには、アイソトニック飲料では濃すぎる場合があります。ハイポトニック飲料は、アイソトニック飲料の半分ぐらいの濃度です。夏場など大量の汗をかく場合には、ハイポトニック飲料がおすすめです。
使い分けてみよう
例えばサーキットでの場合、粉末のアイソトニック飲料をもって行きます。走る前は、エネルギー補給もかねてそのままで飲みます。走り終えた後は、半分に薄めて飲みます。めんどくさければ、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料をそれぞれもっていきましょう。クーラーボックスとミネラルウォーターとスクイズボトルを用意しておくと良いでしょう。
公道では、自動販売機やコンビニで買う事になるでしょう。ちょうど、アイソトニック飲料しかなければ、いっしょにミネラルウォーターも飲んで体内で薄めてしまいましょう。
水分補給は、まめにする事が大切。他のアスリートと比べ、汗をかきやすい上に、水分補給がしづらいのがライダーです。ドリンクの温度にも気をつけて、大変な事になる前に、しっかり水分補給をしましょう。
