きつくないランニングだから、効果がある。
LSDと言うのは、Long Slow Distance(ゆっくり長い距離)の略です。けして、合成麻薬やドーピングの薬品のことでは、ありませんよ。
ランナーを中心に、行われているトレーニングの事で、別名「にこにこペース」とも言われます。
その名のとおり、笑顔で走れるくらいの、ゆっくりしたペースで走る事です。
ゆっくりしたペースで走ると、身体の負担の少ないので、早いペースで走るよりも、長時間できるので、消費カロリーも増えます。疲労物質の乳酸の発生も少ないので、疲れもたまりにくいです。
長時間走れる事で、運動量自体が増やせるので、持久力、心肺機能の強化に、とても効果があります。
筋肉や関節への負担も小さいので、初心者に多い、膝などの痛みも出にくいです。
楽なランニングと言うと、初心者向けと言うイメージがありますが、
実際には、フルマラソンの完走を目指す様な中上級者も、LSDを行っていて、持久力の強化には欠かせないトレーニング方法です。
だいたい基本的な持久力アップが目的なら、30分ぐらいのLSDで十分な効果が得られるでしょう。
もしフルマラソンなどを目指すなら、90分以上行うと良いと思います。
トレーニングが、きついだけがトレーニングではないのです。
ゆっくりした方が良い場合も、多いのですよ。