空気の層が作る保温性
バイク、オートバイに乗るときにジャケットの下に着るインナーウェア。
フリースが定番でしたが、今年注目しているのが、インナーダウンジャケットです。
アウトドアの世界では、すでに定番で、軽く、収納性が高く、保温性も非常に高いです。
その秘密は、中に入っているダウンなのは、当たり前ですが、実際に入っているダウンの量は、少ないのです。
ダウンは、たんぽぽの綿帽子のような構造で、それが空気の層を作るのです。ダウンジャケットが膨らんでいるのは、そのほとんどが空気なのです。
空気は、断熱性が高いうえに、当然とても軽いです。中身は、空気なので、ギュッと押し込めば、とても小さくなるのです。これが、高い軽量性、保温性、収納性の秘密です。
バイクとの相性も良く、軽く動いやすいので、ライディングの邪魔にもなりにくいです。
乗っていて、暑くなってきても、脱いでたたんでしまえば、大きめのヒップバッグなら簡単に入るので、便利です。
冬のライディングで一番いやなのが、ジャケットの間から入ってくる、すきま風です。
インナーダウンなら、ふっくらとした空気の袋のようなものなので、ジャケットと小さな隙間なら、布切れのフリースよりも隙間ができづらく、高い保温性が期待できます。
欠点は雨に弱い事。
空気の層が命のインナーダウンは、雨に濡れてしまうと、ダウンがしぼみ、空気の層がなくなってしまいます。とたんに保温性が落ちてまう上に、とても乾きにくいので、防水性の高いジャケットと組み合わせる事が大切です。